周囲の人と上手く関わり続けるのって大変ですよね。
普段は何とか我慢できても、職場や友人関係などでトラブルがあったりすると精神的につらい状態が続いて、もう本当に逃げ出したくなる事もあると思います。
そんな時に会社も辞めて、引っ越しして、SNSアカウントや電話番号も変えて「人間関係をリセットしよう」と考える人もいると思います。
いわゆる「人間関係リセット症候群」になってしまう人が少なくないようです。
僕自身、話すのも苦手で人と関わるのも得意ではありませんが、なんとかリセットせずに同じ仕事を20年以上続ける事ができました。
それは周りの環境や人間関係をリセットしても、その状態は長続きしないと考えているからです。
今回は、なぜ人間関係をリセットしても自分にとって良い状態が長続きしないのか?について書いていきます。
読んでもらえば、今からリセットしたい、リセットを繰り返している人にとって人間関係でトラブルがあった時の選択肢の一つになると思います。
人間関係をリセットしても長続きしない本当の理由
周囲の人間関係をリセットしても、その状態が長続きしないのは、原因が自分自身にある可能性が高いと思うからからです。
リセットして自分の人間関係が改善されると考えるという事は、自分の周りのトラブルやメンタルに負担がかる事が「周りの人のせいで起きている」と考えているからだと思います。
「原因は他人にある」と思うのであれば、「リセットしたら改善される」と考えるのも自然な事だと思います。
ただ本当にトラブルなど原因は自分以外の他人にあるのでしょうか?
少なくとも僕自身はそう考えていません。
自分の周りで起こる事は「自分に原因がある」と考えていて、自分自身が変わらないと何も解決しないと思っています。
むしろ、その方が自分にとっても得だと思っています。
自分自身が変わらないと何も解決しない
まず僕は「他人の考えは簡単には変えられない」と思っています。
たまに他人の考え方を変えようと文句や不平不満を必死に言っている人がいますが、ほとんど意味がないと思います。
なぜかと言うと、これは単純に価値観や基準、正しいと思う事などが自分と他の人と違うだけであって、どちらが正しいとか間違っているとかではないからです。
他人を変えようとするという事は「私の価値観に合わせないのはおかしい」と言っているのと大して変わらないからです。
「じゃあ、やっぱり合わない人は変えられないのだから関係はリセットした方がいいんじゃないか?」と思うかもしれませんが、それでは根本的な解決にならないと思います。
周囲の人間関係をリセットして新しい人間関係を作っても、自分自身が変わっていなければまた同じ事が起こった時に、リセットを繰り返すしか方法が無くなってしまうからです。
「他人は簡単に変えられない」と考え、「変えられるのは自分自身だけ」と思った方がいろいろと良くなっていくと思います。
リセットを繰り返す事もリスクがありますし、変えられない他人に無駄な労力を使うより、自分で出来る事、変えられる事を頑張った方が自分の成長にもつながるし、問題から逃げずに解決する能力を身に着ける事で周りの人からも評価されるようになると思います。
愚痴や文句ばかりで自分では何もしない人とは、誰も関わりたくないと思いますし。
人間関係をリセットしても長続きしない本当の理由 :まとめ
今回は 人間関係をリセットでは根本的な解決にはならないという話をしましたが、本当にヤバい人、関わってはいけない人がいるのも事実だとおもうので、そんな環境からはすぐに逃げた方がいいと思いますので、人間関係のリセットを完全に否定しているわけではありません。
ただ、「嫌いだから」「自分には合わないから」などの理由でリセットしてもまた同じような状況になってしまう可能性が高いので、まず自分自身の改善を考えてみましょう。
「すごく頑張ったけど無理だった」場合は環境を変える事を選択肢に入れてもいいと思います。
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