サラリーマンとして仕事をしていると、こんな悩みを抱えてる方は多いと思います。

頑張って働いているのに、何年も給料が上がってないな。
毎日真面目に仕事しているのに給料が上がらないと、モチベーションも下がってきますよね。
僕も同じで働き始めて約10年間はほとんど給料が上がらなくて、生活がとても苦しい時期がありました。
当時は毎日「もう辞めて転職しようかな」と考えながら仕事をしていました。
その頃漠然とこんな疑問がありました。

なぜ会社は頑張っているのに給料を上げてくれないのか?
実は会社が僕の給料を上げないのにはちゃんと「理由」がありました。
その「理由」を考え、行動する事で給料アップをかなえる事が出来るようになりました。
現在は取締役として給与や人事の決定をしており、給料を決める側の事もしっかり理解しています。
このページでは会社が給料を上げてくれない「ワケ」と、その対策について書いてあります。
読んでもらえばあなたの給料をアップさせるヒントになると思います。
給料を上げる方法が分かれば、それに向かって努力する事が出来るようになり、仕事も楽しくなると思います。
【給料を上げたい】あなたの給料が上がらない本当の「理由」
結論から言うと、その「理由」は
あなたの給料を上げる理由をあなた自身が作っていないからです。
当たり前ですが、会社が給料を上げてくれない理由はいろいろあります。
僕が当時思っていた理由は
- 会社の業績(売上や利益)が悪い
- 不況で周りの状況が悪い
- 社長がただケチで社員の給料を上げたがらない
こんな感じでした。
これらも間違いではなくて当然あります。
ただ、これって全部周りの環境や他人のせいになっています。
同じ会社内なら同じ環境のはずなのに、給料がみんな同じではないですよね?
同じ環境なのに僕の給料が上がらないのは上げる理由がないから。
どういう事かというと、逆の立場で考えてみると分かりやすいと思います。
例えば、自分が社長で給料を決めているとしてどんな社員の給料を上げたいと思うか考えてみると
- 他の社員より売上を上げてくれる
- 指示したことをしっかりこなしてくれる
- 仕事の改善をしてくれる
- 周りとの人間関係が良好
- やる気があって前向き
これ全部出来てる社員がいたら他の社員より絶対給料上げてあげたくなりますよね?
これ全部出来ていなくても、他の社員より出来ている事が多い社員がいればその社員の給料を上げたくなるのは自然な事だと思います。
自分が社長で誰かの給料を上げるなら、その社員にだけ特別扱いする理由が欲しくないですか?
それが無いと他の社員や役員に「なぜ、この人だけ給料を上げたのか?」と聞かれた時に返答に困ると思いませんか?
多くの社長は出来る事なら社員全員の給料を定期的に上げて上げたいと思っています。
その方が査定や判断に時間や労力を取られないし、社員のモチベーションも上がって生産性も上がるし、不満も出にくいからです。
しかし、今は年功序列も終身雇用崩壊しつつあり、全員同じように昇給させるのは難しくなっています。
なぜかと言うと、仕事がデキる人も無能な人も同じように昇給させていてはデキる人がやる気を無くして退職していき、生産性が下がり、会社が潰れてしまうからです。
あの日本トップクラスの大企業、トヨタ自動車ですら定期昇給を廃止して個人の評価で判断する「成果主義」に変わっています。
僕も含め、多くの人が中小企業で働いていると思います。
大企業ですら無理な事を中小企業が続けていけるはずがありません。
なのであなたの給料を上げるには、あなたの給料を上げて貰える「理由」を示す必要があります。
次にその「理由」の作り方について説明します。
給料を上げてもらう理由の作り方
ここまでの話で、あなたの給料を上げるにはその「理由」を作って示す必要がある事が理解して貰えたと思います。
では具体的に、どうやってその「理由」を作るのか?という事について説明していきます。
以下の事を順番に実践してください。
- 会社や上司の方針や考え方を理解して行動する
- 売上や利益を増やす
- 周囲の人と良い関係を作り、協力して仕事をする
- 明るく前向きに仕事に取り組む
- 頑張った事や出た成果を上司や社長に伝えて、給料を上げて欲しいと伝える
順番に説明していきます。
会社や上司の方針や考え方を理解して行動する
会社や組織にとって1番大切にしたい社員は
「会社の方針を理解し、その中で結果を出してくれる」社員です。
大事なのはこの中に二つの事柄が入っていて、それが「会社の方針を理解」と「結果をだしてくれる」です。
どちらも大事な事ですが、1番大事なのは「会社の方針を理解」する事です。
会社というのはチームで動いています。
僕は子供の頃、サッカーをしていましたが、チームスポーツでも戦術を理解せずにスタンドプレーが目立つ人がいると勝てません。
「方針を理解しているが結果が出せてない人」と「方針を理解せず結果を出せている人」の両者がいた場合、どちらが会社にとって不必要な人かと言うと、後者の「方針を理解せず結果を出せている人」です。
「結果出してるんだからいいんじゃないか?」と思う人もいるかもしれませんが、個人としての結果が出ていても、会社全体の不利益になる人は組織には必要ありません。
理由は個人の結果より会社全体の結果の方が大きいのと、結果を出した過程も大事だからです。
会社は「お客様に納得して商品やサービスを使ってもらいたい」と思っていても、一人の社員が押し売りして無理やり購入させていては、会社の信用がガタ落ちになり全体の売上も下がってしまします。
なので、まずは会社の考え方や方針を理解する事が最優先です。
売上や利益を増やす
「会社や上司の方針や考え方を理解して行動する」が大事だという事が理解できたら次に少しでもいいので「売上や利益増やす事」が出来る行動をしましょう。
営業や販売をされているのなら売上あげて利益を増やして下さい。
事務や製造をされているのなら仕事の効率化する方法を考えて実践してください。
仕事が効率化出来れば時間が短縮出来たりするので、コストを下げられるので利益になります。
なぜ売上や利益を増やさないと給料が上がりにくいのかというと、給料は売上から生まれる利益から出ているからです。
一部の優良企業でない限り、会社にお金が余っているなんて事はありません。
もし、入ってくるお金が増えないのに誰かの給料を上げようと思ったら、誰かの給料を減らさないとならなくなりますが、一度上げた給料減らすのはかなり難しいです。
誰だって給料を減らされたくないですから。
なので、自分の給料を上げたければ売上と利益を上げて、会社に入ってくるお金増やさないと難しい事が分かると思います。
会社の方針の中で利益を上げることが出来れば、あなたの評価は上がり、役職に就くことが出来るようになります。
役職に就けば、自分でチームを動かして仕事が出来るので、あなたの裁量でもっと大きな売上や利益が狙えるようになり、さらに給料を増やせるようになります。
周囲の人と良い関係を作り、協力して仕事をする
会社はチームで仕事をするので、周囲の人との人間関係は重要です。
同僚や後輩と良い関係が出来ていると仕事も進めやすく、上司からの評価も上がり、給料も上がりやすくなります。
逆に周囲の人からの評価が低いと上司の評価も下がります。
自分では仕事が出来ているつもりの人が良く勘違いしがちな所ですが、周囲の人との関係が悪い人は仕事を依頼しても受けて貰えなかったり、適当に済まされたりします。
こんな人に仕事は任せられません。
良い関係が作れていると、周りの人が協力してくれるので本人の実力以上の結果が出せたりします。
周囲の人との関係が悪いと感じる場合、自分の日頃の接し方がや態度などが悪いからであって、決して周囲の人のせいではありません。
「自分は仕事が出来ている」と自己評価が高いのに、給料が上がらない人はここを考えてみて下さい。
明るく前向きに仕事に取り組む
毎日、明るく前向きに仕事に取り組む事も給料アップにつながります。
「こんな事関係あるの?」と思う人もいると思いますが、関係あります!
先ほども書きましたが、仕事では周りの人との関係がとても重要です。
例えばこんな人が同じ職場にいたとします。
- いつも暗く元気が無い
- 愚痴ばかり言っている
- 何かあるとすぐ周りの人の責任にする
- 過去の失敗をいつまでも気にしている
- 他人の提案の粗探しはするが自ら提案はしない
こんな人と一緒に働きたい人、いますかね?
多分いないと思います。
逆にいつも元気で、失敗を恐れずに常に前向きに仕事をしている人の周りには自然と人が集まります。
しかもその人たちは前向きに頑張りたい人たちです。
暗くネガティブな人は同じような仲間をあつめたがります。
そして足の引っ張り合いをする事になります。
どちらの人が仕事で結果を残せるかは、ここまで読んでくれたあなたなら分かるはずです。
頑張った事や出た成果を上司や社長に伝えて、給料を上げて欲しいと伝える
ここまでの事を真剣に取り組めた人はもう会社にとって素晴らしい人材です。
今の会社だけでなく、こんなに頑張れる人はどこの会社も欲しいと思います。
あなたの頑張りはよほど無能な上司でなければ伝わっているはずです。
あとはあなた自身がその成果を伝え、「給料を上げて欲しい」と交渉しましょう。
「頑張ってるんだから、言わなくても給料を上げて」と思うかもしれませんが、そうなりにくいのには理由があります。
- 給料を上げて欲しいと思っているかどうかは伝えないと分からない
「みんな上げて欲しいに決まっている」と思うかもしれませんが、実はそうとは限りません。
中には「責任を持たされたり、仕事が増えるのはイヤだからそれなら今のままでいい」と思っている人や「給料は今のままでいいので休みが多かったり、早く帰れる方がいい」と思う人もいるからです。 - やる気がある人に仕事を任せたい
会社が給料を上げるのは、その人にさらなる成果を期待している時です。
仮に同じ成果を出している人が2人いたとして、「特に何も言ってこない人」と「もっと頑張りますので、給料を上げて欲しい。」と交渉しに来る人がいたら当然後者を昇給させます。
能力が同じでも後者の方が「やる気がある」と思いますし、今後の成長に期待できるからです。
このような理由から「給料を上げて欲しい」と伝える事はとても重要です。
「自分で言うのはなんだかみっともない」と思う人もいるかもしれません。ですが、
お金を貰って仕事をしているあなたはその仕事のプロです。
プロスポーツ選手も年俸の交渉をしますよね?
あなたも「プロフェッショナル」という意識をもって、自分を1円でも高く買って貰えるように交渉しましょう!
まとめ 給料を上げて貰える「理由」を作り交渉しましょう
給料を上げる方法について説明しました。
給料が上がらないのは、あなたが給料を上げて貰える「理由」を作って無いからです。
給料を上げて貰える「理由」の作り方は以下の事を実践して下さい。
- 会社や上司の方針や考え方を理解して行動する
- 売上や利益を増やす
- 周囲の人と良い関係を作り、協力して仕事をする
- 明るく前向きに仕事に取り組む
- 頑張った事や出た成果を上司や社長に伝えて、給料を上げて欲しいと伝える
一つ一つを完璧にこなそうとせず、意識するだけでもかなり周りの人からの評価は高くなると思います。
大事なのは「あなたとずっと一緒に働きたい」と思って貰う事だと思います。
これが出来ればどんな会社でも必要とされる人材になれるので、少しづづ意識してみましょう!
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