最近はコロナ禍であるという事や「会社の飲み会は出来るだけ行きたくない」と思っている若手社員が増えているという事もあり、会社で部下や後輩と親交を深めようと食事に誘うのも気を使う事が多いですよね。
そんな中、部下や後輩と終業後に食事でもしながら仕事のアドバイスをしたり親交を深めたりしたいと考えても「めんどくさい先輩、上司だと思われたくない」「そもそも誘い方が分からない」という悩みを持つ方も多いと思います。
私自身、20年以上仕事してきて、いろいろな部署、役職を経験しましたが以前よりも部下や後輩社員を食事に誘う時には気を使っています。
そんな中、現在も30人以上と勤務時間内、時間外問わず仕事、プライベートなどいろいろな相談を受けたり、アドバイスをしたりしています。
もちろん勤務時間外であれば食事しながら話す事が多いです。
そこでここでは部下や後輩を食事に誘う時に「気を付けるべきポイント」「誘い方の注意点」について解説していきます。
この内容をを読んでもらえば、「誘い方がわからない」という悩みを解決出来ると共に、「部下や後輩に慕われる上司、先輩社員」になれると思いますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
会社で部下や後輩を食事に誘う時の注意点
まずはじめに、会社の部下や後輩と終業後の時間を使って食事をしながら交流を深めたいと思った時に、認識しておかないといけない事は「終業後は仕事ではない」という事です。
本来であれば仕事が終わって趣味や友人との遊んだり、家族とともに過ごせる、相手の自由な時間です。
その相手の貴重な時間を「自分のために割いてもらう」という事を自覚しましょう。
この事を踏まえて部下や後輩を食事に誘う注意点を5つ紹介します。
- 普段から「この人なら仕事以外でも話がしたい」と思ってもらえるように接する
- まず事前に予定が空いているか確認する
- 声や表情など軽めのトーンで誘う
- 「今日はおごるから」と支払いの心配が無い事を伝える
- 何人か一緒に誘う
普段から「この人なら仕事以外でも話がしたい」と思ってもらえるように接する
あなたも経験があると思いますが、会社の上司や先輩と食事するのって気を使うし、めんどくさいですよね。
あなたの部下や後輩もそう感じているかもしれません。
身も蓋もない話と思えるかもしれませんが「どう誘われたか?」という誘い方の前に「誰から誘われたか?」の方が重要です。
たとえば、いつも上から偉そうに言ってきたり、自分より立場が下の人に厳しいばかりの上司や先輩と仕事が終わってまで話したいと思う人はいませんよね?
もし部下や後輩と普段から信頼関係が築けていないのであれば、食事に誘っても「イヤイヤ」来てくれる人はいても「行きたい」と思ってくる人はいないでしょう。
せめて「食事ぐらいなら行ってもいいかな」と思ってもらえるように、まずは仕事中の部下や後輩に対する接し方を見直してみましょう。
まず事前に予定が空いているか確認する
当たり前の事ですが意外に忘れがちなのが「事前に予定が空いているか確認する」事です。
やっと仕事が終わって帰ろうとした時、いきなり「今から空いてる?」みたいに言われても相手は困ります。
もうすでに予定が入っていればもちろん断られますし、予定が無くてもいきなり誘わてれも行きづらいと思います。
出来れば行きたいと思っている日の前日までには予定を確認しましょう。
声や表情など軽めのトーンで誘う
上司や先輩からのお誘いなんて何もなくても緊張するものです。
まして、目上の人に低めのトーンで「ちょっと話があるから時間作ってもらえるかな」なんて言われたら「何い言われるんだろう」「怒られるのかな」などと考えて、誘われた方は委縮してしまいます。
明るく軽めのトーンで「行きたいお店があるから一緒に行かない?」と誘ってみましょう。
「今日はおごるから」と支払いの心配が無い事を伝える
食事に誘われて「行ってもいいかな」と思っても「お金がない」という理由で断れる可能性があります。
特に若い社員は給料もそれほど多くはないと思いますので慢性的にお金が無かったり、お金はあっても「出来れば他の事に使いたい」とか「上司と食事するのにお金を使いたくない」と考えています。
「支払いは自分がするから心配ないよ」と伝える事で安心して誘いを受けやすくなります。
何人か一緒に誘う
今まで1度も仕事以外での交流が無い相手や異性を1人だけ誘う事に抵抗がある場合、同じ部署やたまたまそこにいた人など、何人かをまとめて誘うと誘われた方も行きやすくなると思います。
数人で食事をした時の反応を見て、次の機会は個別に誘うなど臨機応変に合わせましょう。
会社で部下や後輩を食事に誘う時の注意点:まとめ
会社で部下や後輩を食事に誘う時の注意点について解説しました。
部下や後輩を食事に誘う注意点は次の5つになります。
- 普段から「この人なら仕事以外でも話がしたい」と思ってもらえるように接する
- まず事前に予定が空いているか確認する
- 声や表情など軽めのトーンで誘う
- 「今日はおごるから」と支払いの心配が無い事を伝える
- 何人か一緒に誘う
このような気遣いが、部下や後輩に伝わると仕事以外でもコミュニケーションが取りやすくなっていくと思います。
大切なのは部下や後輩から人間的に評価されて「プライベートでも相談したい」と思ってもらえる上司、先輩になる事です。
コメント